メッセージ to CAMP for CAMP from CAMP
CAMPの活動に協力してくださる方や、スタッフ・関係者からのメッセージを紹介します。
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2015年
第112回目
(2015年12月08日更新)
谷口 多聞/オリックス株式会社
ビジネスにおいて「顧客満足度」という考え方が重視される様になって、随分時間が経ちました。私たち、金融マンにとって「顧客満足度」とは、「早さ」や「安心感」、「お得感」であることが多く、切磋琢磨している訳ですが、ひとつ縁が無いものがあります。それは「楽しんでいただくこと」です。
今年は「こどもたちに野球を知って欲しい」という想いから、CAMPのみなさんと、オリックス・バファローズを舞台にした企画を考えさせていただいたのですが、そこではこの「楽しんでいただくこと」が問われます。しかも相手はこどもたちです。ごまかしがききません。「どうすれば楽しいのか?」「そもそも試合に負けたらつまらないのでは?」と慣れないテーマだけに、不安な気持ちを抱えながら、開催の日を迎えました。
当日、驚きました。最初は緊張した顔色のこどもたちが、ファシリテーターの笑顔につられ、次第に生き生きと、好奇心旺盛な顔に変わっていきます。「球場でかっ!」「野球選手のバットが置いてある!」「頭を撫でて貰った!」「つくったメガホンで応援してたら、野球見るの忘れてた(笑)」私たちの思惑など関係なく、好き勝手に「楽しいこと」を見つけていきます。そこでようやく、「どうすれば楽しんで貰えるか」を考えるのではなく、こどもたちの好奇心を邪魔しないよう、不安や緊張を削いであげることに専念すれば良かったんだ、そのためには自分が楽しめば良かったんだということに思い至りました。
CAMPの活動はまだ参加させていただいて2回目ですが、こどもたちだけではなく、参加させていただく大人たちの気づきの場でもあると思っています。ぜひ私たちも仲間に入れていただきながら、少しずつその輪を広げていければ良いと考えています。
オリックス株式会社 事業法人営業第一部
入社以来、営業一筋。休日はバファローズを応援する日々も、中々報われることは無く。野球観戦は、たまに勝つ位がおもしろいと思い至る今日この頃です。
第111回目
(2015年10月08日更新)
大村 健/小学生三兄弟の父親
我が家の小5男子二人(双子)と末っ子の小3男子一人がいつも楽しくCAMPワークショップに参加させていただいてます。CAMPのプログラムは4時間ほどありますから、小学生としては集中力が切れて途中で飽きてしまってもおかしくないのですが、いつも「楽しかった~!」と満足して帰ってくることに驚いています。
もちろんCAMPのプログラムには、こどもたちの想像力を掻き立てる工夫、綿密な準備、実際のプログラムの中でのファシリテーターの方々のこどもたちに対する的確なお声掛けなど、そのディテールにおいてCAMPがワークショップとして素晴らしい実践となっていることの理由はいくつも見つけることができます。しかし、それらのディテールとともにCAMPの成功の基礎となっているのは、その協調的問題解決というコンセプトにあるのだと思います。こどもたちはグループ毎に課題を与えられ、その課題は皆で協力し合いながら解決し、最後に晴れの舞台として親も含めた皆の前で発表する。毎回、こどもたちなりに苦労しながらも、最後にはその努力に見合った成果を仲間と共有し、共感する。全くもって素晴らしい体験です。
我が家の三兄弟も何回かワークショップの参加を経るごとに、自信をつけてきたのか発表時の声が大きくなってきたり、成長しているようです。これも全てCAMPワークショップ、ファシリテーターの皆様のおかげです。今後もこの素晴らしい活動をぜひ続けて下さい。
小学生三兄弟の父親
第110回目
(2015年08月07日更新)
大草 芳江/特定非営利活動法人natural science 理事
社会の成熟化に伴い、科学や技術はブラックボックス化し、わたしたちは便利さと引き換えに、科学や技術の“プロセス”を五感で感じる機会を失ってきました。しかしながら、科学や技術のもたらす“結果”のみを一方的に享受するだけの姿勢では、科学離れや科学リテラシー不足などの社会的リスクを回避することはできません。一方で科学と言うと、“結果”ばかりが注目されがちですが、そこに至るまでの“プロセス”にこそ、知的好奇心や論理的思考力をはじめとする、科学的なものの見方・考え方が隠されています。
そこで我々は「科学の“プロセス”をこどもから大人まで五感で体験できる日」をコンセプトに、一般向け科学イベント『学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ』を2007年から毎年、東北大学(仙台市)を会場に開催しています。本イベントの主旨に賛同いただき2012年から出展いただいているCAMPは、WEB申込受付開始から数時間で予約が埋まるほど人気のプログラムです。その人気の秘密は、科学の“プロセス”をこどもたちが主体的に楽しむことを重視するスタンスにあると思います。まさに知的好奇心は科学の原点。これからも知的好奇心がもたらす心豊かな社会の創造にむけて、ぜひ連携できれば幸いです。
1982年、長崎生まれ。2005年、東北大学理学部卒業。2007年、東北大学大学院生命科学研究科博士課程前期2年の課程中退。2005年、東北大学大学院在学中に有限会社FIELD AND NETWORKを設立、取締役に就任。2007年、特定非営利活動法人natural science を設立、理事に就任。
第109回目
(2015年06月08日更新)
佐藤 亜里紗/株式会社福島銀行 経営企画室
福島銀行でCAMPワークショップの取り組みを始めて、3年が経ちました。記念すべき一回目に参加してくれた小学6年生は、もう中学3年生。そんなことを考えると、大きくなったかな?勉強がんばっているかな?と、なんだか親戚のおばちゃん気分です。
CAMPワークショップで一番感じることは、こどもたちの成長の早さです。うまく自己紹介できなかった子が、発表会では積極的に質問していたり、つくり方を少し助言しただけなのに、道具を使いこなしていたり・・・スピードに違いはあっても、どの子も成長していくのを感じます。
ワークショップの時間は、長いようでもあっという間。でもその短い時間の中で、成長するこどもたちのイキイキとした姿と、帰り際のあの笑顔!私にとって元気をもらえる瞬間です。
4時間というワークショップの時間は、こどもたちの人生にとってわずかな時間かもしれません。それでも、このワークショップの4時間が、こどもたちの心に何かの引っかかりを生み、将来のきっかけになったらいいな・・・そんな思いでいつも開催しています。
このCAMPワークショップの魅力を、もっと福島県のこどもたち・大人たちに知ってもらいたい!未来を担うこどもたちをもっと応援していきたい!!微力ながら今後もがんばっていきたいと思います。
株式会社福島銀行 経営企画室。ちょこっとだけ銀行業務を経験し、現在はワークショップを中心に地域貢献活動に携わる。この夏は、一大イベント『福島わらじまつり』を盛り上げるべく大奮闘!
第108回目
(2015年04月08日更新)
安斎 勇樹/東京大学大学院情報学環特任助教
私は今、ワークショップを専門とする研究者として、こども向けから大人向けまで、さまざまなワークショップを開発し、実践しています。ワークショップをしていて驚かされるのは、CAMPのこどもたちと同じくらい、企業の大人たちもまた、ワークショップにのめり込んでしまうということです。多くの企業では、守らなければいけないルールや競争的な雰囲気の中で、新しいアイディアを生み出しにくくなったり、柔軟な頭で問題を解決できなくなってしまっています。ワークショップの魅力は、いつもとは違う視点で日常を眺めてみることで、それまで気がつかなかった発見をもたらし、問題解決のヒントを与えてくれることです。その発見を仲間と共有しながらコラボレーションするプロセスこそが、ワークショップの楽しさの根源なのです。
私たちが今新たに開発している『CAMPオトダマ○ワークショップ(仮)』は、身の回りのなにげない音の素材を録音し、それをコンピューター上でつなぎあわせることで音の流れを“プログラム”するワークショップです。普段は気がつかなかった音の魅力を発見できるだけでなく、音をメディアにしながら他者とコラボレーションする楽しさを実感できるプログラムになっています。CAMPのこどもたちには「この経験が将来どんなかたちで役に立つのだろう?」と想像しながら、このプログラムを楽しんでもらえたら幸いです。
※CAMPオトダマ○ワークショップは名称変更し、CAMPナリグラムワークショップとなります。
1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程満期退学。現在、東京大学大学院情報学環特任助教。
創造性を引き出すワークショップデザインについて研究している。
http://yukianzai.com/
第107回目
(2015年02月06日更新)
朝倉 民枝/株式会社グッド・グリーフ代表取締役/クリエイター
CAMPのみなさんと2つのプロジェクトをご一緒させていただいています。いずれもオリジナル絵本をつくるワークショップです。
ひとつは、インクルーシブな場づくりを行うCollableの山田小百合さんとの三者協働での活動です。障がいのある子もない子も一緒になっておはなしづくりを楽しみ、互いの作品を鑑賞します。こどもたちの作品や取り組みから、思いもかけない時間の捉え方や世界をみる視点に気づかせてもらい、表現の豊かさ、人としての豊かさに触れられます。そして、プロジェクト全体も私にとって学びの場です。導入で行うアクティビティを事前にみんなで試すとき、CAMPのみなさんはこども顔負けの真剣勝負になるのです。当日の時間中も「指導」ではなくこどもの中に入っていきます。一方、絶妙な距離感をとりながら360度にアンテナはりめぐらした心配りで進行されていて、その2つの共存がプロフェッショナルだなぁと感心します。終了後のふりかえりミーティングではこどもたち一人ひとりについてのエピソードを書きだし俯瞰することもしてみました。それら一連が、まるで贅沢なワークショップのようです。
もうひとつは、本格始動はこれからですが、神戸にできた小児がん専門治療施設「チャイルド・ケモ・ハウス」での活動です。闘病中のこどもたちは、身体的な負担のみならず、外出もできず友人とも遊べない非日常な暮らしの中で大きな精神的ストレスにさらされています。物語として外へ出すことで様々な気持ちを解放し、できあがった絵本を家族や院外で待つ友人に贈り喜んでもらえることで前向きな気持ちになれるようです。今後ハウスの利用者が増えてきましたら、さらに活動を充実させていきます。
これからもいろんなシーンで一緒に活動できることがとても楽しみです。
株式会社グッド・グリーフ代表取締役/クリエイター。
「ピッケのおうち」「ピッケのつくるえほん」を開発し、こどもの創造表現活
動を支援する活動を行っている。
http://goodgrief.jp/
http://pekay.jp/
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ファシリテーターリレーコラム
CAMPで活動するファシリテーターが、ワークショップへの想いを語ります。
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第129回目
(2018年11月09日更新)
やかしら しのぶ
今回、島根では2回目となるCAMPを開催でき本当によかったです。
開催できたのは、当初から年2~3回の定期開催を目標にしていたこと、早い段階で開催企画を立ち上げたこと、そしてなにより島根センターの社員のやる気とCAMPスタッフの支援あってだと思います。
準備やスケジュール感、雰囲気など1回目よりは少し気持ちに余裕が持てたかなと思っていましたが、やはり終わったあとには「もっとこうできればなぁ~」「こうすればよかった・・・」と思うことがたくさんありました。ただ、前回と同様に、こどもたちの一生懸命に「やろう!」「どうしよう?」「できた!」と変わっていく表情や、無垢でまっすぐな瞳をみると微笑ましく、心が洗われました。
私たち大人の想像では思いつかないような、こども独特の創造性や協調性を発揮した作品、思考には驚くことばかりです。細かく動く作品のアイディアを見た時には、その動きが実現できるのかな?とか、話し合いに時間を取られているグループには、時間内に終わるのかな?と心配になることもありましたが、うまくまとめて、発表することができていました。
ファシリテーターとして、まだまだ習熟の道は険しいですが、経験や反省点をまた次回に活かそうと思います。
以前読んだ本の中で、「育児と書いて育自と読む」という言葉がありました。こどもたちをフォローしているのではなく、こどもたちを通して、私たちがいろいろ学ばせてもらっているのかなぁと思います。
ちなみにCAMPで教えてもらった言葉、「3分待つ」は、わが子にも活かすよう努力しています!!
第128回目
(2018年09月11日更新)
いのまた ひでなり
こんにちは。ファシリテーターの『イノッチ』と申します。
ファシリテーターはこどもたち自身が考え、やりたいことを進められるようにサポートする役です。やり方に口を出して、こどもたちがやりたいことを曲げてはいけません。ですが、私は思ったことがすぐに口から漏れてしまうタイプですし、普段は自分でさっさとやってしまうタイプなので、いつもファシリテーターとして参加するときは出過ぎないように気をつけています。
とは言うものの、実際にワークショップがはじまると『ああ、そんな大きい羽くっ付けるの大変じゃん!!こっちの小さいのにしようよ!』『似た色じゃわからなくなっちゃうよー』と、、、いけない!心の声が漏れそうに。抑えて抑えて見守っていると・・・今度は手が止まっている子がいたりして、悩んでいるのかな?手伝ったほうがいいかな?でも出過ぎては駄目だし・・・と考えていると、他のファシリテーターがすっと入って悩みを聞いて、制作を手伝ってあげている!しまったここはサポートに入ってよかったのか。
ワークショップ中は毎回そんな葛藤と後悔をしつつサポートをしています。
仕事でも、他の人のやることに口を出し過ぎてもいけないし、放置してもいけないし、CAMPのファシリテーターと一緒です。
CAMPに参加することで、こどもたちと一緒に私も学び成長させて頂いています。
第127回目
(2018年07月09日更新)
しみず ちか
6月にSCSKサービスウェア多摩センター主催で「CAMPクリケットワー
クショップ」を開催しました。
きっかけは、CAMPの取り組みに興味があったことと、地域社会とつながりをもった活動をしてみたいと思い、上司にそのことを思い切って相談してみたところ、「やってみよう!」という心強い後押しをもらったことからでした。
多摩センターとして初めての取り組みで、ファシリテーターが集まるだろうか、こどもたちが興味を持ってくれるだろうか、と様々な不安がありました。八王子市初開催ということもあり、小学校にチラシを置いてもらいに行くと、「教材メーカーさんですか?」と聞かれることもありました(笑)。
当日は緊張しながら設営、リハーサルをし、いよいよ受付の時間。こどもたちも緊張気味の様子でしたが、一緒にカード遊びを始めると、緊張がとけたのかこどもたちに笑顔が増え、それにつられて私たちも自然と笑顔が増えて、最初の緊張を忘れてしまうくらい自然と楽しい気持ちでワークショップをスタートすることができました。
ワークショップが終わった後に、たくさんのこどもたちが「楽しかった!またやりたい!」という感想を残してくれました。今回抽選にもれてしまった子もたくさんいますが、次回の開催も企画中です!共に創るワクワクをこれからもたくさんのこどもたちに届けたいと思います。
第126回目
(2018年05月08日更新)
ひろの けんじ
2月にSCSKサービスウェア島根センター主催で「CAMPクリケットワークショップ」を開催しました。きっかけは「CAMPっていいよね、うちの子にもさせたいよね」という何気ない社員同士の会話でした。
「地域社会に貢献できることを」というセンターの思いとも一致し、企画提案はスムーズに通ったのですが、十数年ぶりの開催のため、まさに手さぐり状態からのスタート。成功させることができたのは、趣旨に賛同してくれた多くの社員と経験豊富なCAMPスタッフの協力のおかげです。
当日は、初めて会うこども同士で本当に作品を完成させることができるのかと心配していましたが、始まる前のゲームを通して盛り上がり、それぞれの個性を生かした作品ができあがったことにとても驚きました。特に内向的といわれる島根の県民性上、もしかしたら大人の方がうまくいかないんじゃないかと思います。
サポートする側も初めてファシリテーターとして参加した人が多く、こどもたちとの距離感に四苦八苦しつつも楽しんでいました。そしてなによりも、こどもたちの「また来たい。今度はいつやるの?」という声や、保護者の方の「大勢の前できちんと自分の言葉で発表している姿に驚いた。参加させてよかった」といった声に励まされました。
私自身も、片付けの際に立ち寄った息子が、みんなのつくった作品を見て「こうちゃんもやりたい!」と言っていたのがうれしかったです。(ま、どこまで理解しているか不明ですが・・・)
発表会を後ろの方から見ながら、数年後の息子の姿と重なったのか、少しほっとしたのか、うるっと来ていたことは内緒です。再来年、小学校に上がった息子が参加して、父ちゃんの仕事に多少なりとも興味を持ってくれたらいいなぁという個人的な思いもモチベーションにして、島根での年2~3回の定期開催を目指して次回を企画中です!
第125回目
(2018年03月09日更新)
かたぎり まりこ
こんにちは。CAMPファシリテーターの「かたまり」です。
昨年、初めてファシリテーターとしてCAMPのワークショップに参加しました。
初めて会うこどもたちとどう関わったらいいのか、多少の不安と緊張をもって迎えた当日でしたが、こどもたちから溢れ出るパワーは、そんなドキドキをいとも簡単に吹き飛ばしてくれて、自然と場になじむことができました。と言っても、全員が最初からパワー全開・・・なことはなく、私と同じようにドキドキしながら会場を訪れたこどもたちもいた様子。
アイディア出しの段階ではまだ空気がどことなく固いところもありましたが、作品づくりが終わり、発表の順番決めをする際、「最初に発表したい人ー?」と聞くと、全員が目をキラキラさせ、前のめり気味に「はーいっ!」と手を挙げるようになっているんですよね。
こどもたちの短時間で高まる集中力と熱気に、毎度驚かされます。
ワークショップが終わり、少しほっとしながらこどもたちを送り出す時、「かたまりさん、今日はありがとう」と声をかけてくれた男の子がいました。
またここに来よう、そう思った瞬間です。私と同じように、またCAMPに行きたいな、と思ってくれるこどもたちが増えてくれるよう、これからも寄り添っていければと思っています。
第124回目
(2018年01月09日更新)
すずき まさひこ
ファシリテーターとしては、まだ3回目でほやほやの新人なのですが、CAMPとの出会いは2001年でした。社内でCAMPのワークショップに参加しませんか?とお誘いがあり、12歳の息子と11歳の娘を連れて行くことにしました。
その時のワークショップは、クリケットという小さなコンピューターを使って動くおもちゃをつくるという内容でした。
当時のこどもたちにとってコンピューターと言えばファミコンゲームぐらいで、プログラミングができるコンピューターには触れたことがなく、その時が初めてのプログラミング経験でした。制作の過程で想定通りの動きができる、できないによって悩み、またチャレンジ、また悩んで、うまく動けば喜ぶといった、今までに無い経験をしたようで、二人とも参加する前のテンションとは大違いで大変満足して帰った記憶があります。
大袈裟ですが、この時の経験が今の彼らの仕事に影響しているのでは?と思っています。
16年後、まさか自分がファシリテーターとして関わるとは思っても見なかったのですが、心の何処かでこどもたちに少なからず影響を与えてくれたCAMPに恩返しをしないといけないと思っていたのかもしれません。
今でもワークショップでこどもたちの活き活きとした姿を見ていると、自分のこどもたちと被り、「頑張れ!」と応援したくなって、ファシリテーションにも気合が入ります。
これからもこどもたちが「参加してよかった!また参加したい」と感じてもらえるようなワークショップをファシリテーターの一員として目指して行きたいと思います。