コラム

コラム

boy メッセージ to CAMP for CAMP from CAMP girl

CAMPの活動に協力してくださる方や、スタッフ・関係者からのメッセージを紹介します。

2019年

2018年

第129回目
(2018年12月11日更新)

泉山 清佳/小学校兄妹の母親

CAMPとの出会いは長男が低学年だった頃、こどもの可能性を考えて習い事探しをしていた時でした。家から近くて、しかも無料で、内容もおもしろそう。ということで申し込んでみたのがキッカケです。

学校の授業では全く手を挙げない息子。初めて会う子たちと話し合いとかできるんだろうか?と、途中で帰ることも考えながらの参加でした。しかし、会場について親から離れ名札を書いた瞬間から見学席にいる私の方は1回も見ることなく…夢中になって同じチームになった子たちと話し合い、作品をつくり、発表の練習をしていました。

学校ではこどもたちそれぞれの主体性に任せた授業は難しいので、こどもたち自身に任せて見守るスタンスのCAMPのワークショップはとてもいい経験になりました!上の子も下の子も、どのワークショップでも「また行きたい!次はいつ?!」と聞いてきます。

息子が何回か参加させていただいてから大人向けのファシリテーター研修があることを知り受講し、ファシリテーターとして参加もしています。今では下の子と私でどっちが参加するか取り合いです。
こどもたちの千差万別ぶりには毎回驚き、リピーターの子たちの成長には思わず涙したことも。自分のこどもが参加する会にはファシリテーターで入らないようにしていますが、きっと我が子たちも毎回何かを学び成長しているのだと思います。そしてCAMPは親子で成長できる場なのだなと思います。
これからもよろしくお願い致します。

小学校兄妹の母親

第128回目
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佐藤 美里/オリックス株式会社

昨年からオリックスグループ×SCSKとのコラボイベントに携わっており、オリックスバファローズの応援グッズをつくろうというワークショップに参加していて毎回驚かされるのは、こどもたちの自由な発想力です。

制作のルールは一つだけ、バッファロー(水牛)にちなみ、角を必ずつけましょうということでした。
応援グローブやメガホン帽等、個性的な作品がたくさんありましたが、とりわけ目を引く作品が、緑の綿でぐるぐる巻きにした複数の紙コップを画用紙の上に固定し、その上にモールの角をつけたヘルメットを置いて、まるで海に浮かぶ島を表現したかのような作品でした。正直「応援グッズ」として身に付けることは難しいかもしれませんが、その子は「角をつける」というルールをクリアしています。
作品発表の時にも、元気よく一押しポイントを紹介していたのが印象的でした。

CAMPのワークショップでこどもたちの発想力に驚かされ、既成概念を取り払う作品の数々は私にとって非常に勉強になりました。
大人は社会的な枠組や固定概念に縛られて、自然と考える範囲を狭めてしまっているのかもしれません。もし、物事に詰まってしまい、何か新しい発想が出てこないかと思案している方も、そんな時はこどもたちから意見を聞いてみるのもいいかもしれません。

オリックス株式会社 事業法人営業第二部
2012年入社。さいたま支店を経て、現部署に異動。入社以来営業一筋。
主に上場企業対し、オリックスのソリューションを提案。
試行錯誤しながらも、日々奮闘中。

第127回目
(2018年08月08日更新)

山内 祐平/東京大学大学院情報学環教授

2020年度からの学習指導要領の改訂で、小学校でプログラミングの授業が必修になるのを、ニュースで聞かれた保護者の方もいらっしゃるのではないかと思います。
必修化という言葉から新しい教科になると誤解しやすいのですが、実際には、今まである算数や理科、総合的学習の時間などの中で、必要に応じてプログラミング的活動がとりいれられるという話です。

また、プログラミングそのものよりも、論理的な手続きを組み合わせて問題を解決するための思考力が重視されており、テストで評価されることもありません。とはいえ、先生も今まで教えていなかったことですので、全ての学校で十分な授業を期待できるようになるまでには時間がかかると思います。

10年間共同研究でCAMPのプログラムと関わってきましたが、中でもクリケットワークショップやナリグラムワークショップはプログラミング教育の観点からしてもよく練られています。何回かワークショップへ参加するだけでも相当の効果が期待できると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。

1967年愛媛県生まれ、大阪大学大学院博士後期課程中退。
大阪大学助手、茨木大学助教授を経て、現在、東京大学大学院情報学環教授。
専門は教育工学・学習環境デザイン論。

第126回目
(2018年06月12日更新)

間瀬 美沙/株式会社トータルメディア開発研究所

「楽しかったけど、疲れた」。ワークショップが終了した後に1人のこどもが言った言葉でした。私がCAMPワークショップに出会ったのは約1年前の春のファシリテーター研修です。研修では参加者としてワークショップの体験もしましたが、空き時間にはこどもたちが実際にワークショップをやっている様子を見学することができました。 体験をしてみると、ワークショップは大人でもこんなに楽しめるものなのかと驚いたのと同時に、私がこんなに楽しめるのに、その子は何に疲れたのかと、意味を理解することができず、自分達が開催する際はどのようになるのだろうかと不安になりました。 そして昨年12月、ワクワクと不安を抱えながら当館(福島市子どもの夢を育む施設「こむこむ」)でクリケットワークショップを実施しました。今回の作品のテーマは『こむこむ星からやってきた生き物』。結果は不安などまったく感じる必要のない素敵なワークショップとなりました。あるグループは最初、それぞれにつくりたいものがあり意見がまとまらない状況でした。ここからどうなるのかなと様子をうかがっていると、個人個人で生き物をつくった後に一緒にストーリーを考えて、1つの作品としてつくりあげていったのです。改めて、こどもたちの創造力に驚かされました。 たった4時間のワークショップでしたが、こどもたちは限られた材料の中で作品をつくり上げ、同時に他者とのコミュニケーションの難しさを学びながら、様々な場面で驚くほどの成長を見せてくれました。そんなこどもたちだからこそ、「楽しかったけど、疲れた」のだなと思い、こどもたちが成長する瞬間に立ち会えたことを嬉しく感じました。

株式会社トータルメディア開発研究所
福島市子どもの夢を育む施設「こむこむ」で、ワークショップの企画・運営を
担当
https://www.city.fukushima.fukushima.jp/comcom/

第125回目
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岡 恭彦/SCSK株式会社 上席執行役員

日頃より当社SCSKグループの社会貢献活動「CAMP」にご支援、ご協力頂きありがとうございます。
CAMPもこの4月で18年目を迎えますが、活動をはじめた頃にご参加いただいたお子様は成人され、社会人としてご活躍されていることを思うと感慨深いものがあります。

昨年度も東日本大震災や熊本地震の復興イベントをはじめ、国内グループ会社の各拠点での開催、学校や企業との共催など幅広い活動の場を頂き感謝しております。

さて、この17年間を振り返ると、ワークショップの開発や研究を行いながら、ワークショップの輪を広げるために活動し続け、開催回数は1千回を超え、ご参加いただいた方の延べ人数は2万人を超えるまでの実績を残してきました。
この財産と歴史を無駄にせず、CAMPはこれからも新たな視点、新たな取り組みを模索し続けたいと思います。
そしてSCSKの経営理念である、「夢ある未来を、共に創る」とあるように、“こどもたちと共に、社会と共に、夢ある未来を創っていく”こと、さらにこの想いを次の世代へ受け継いでいけるように、“未来を切り拓いていく力”となりたいと願っています。

SCSK株式会社 上席執行役員 法務・総務・広報・CSRグループ長。
1987年 SCSK(旧CSK)入社 主に経理畑を歩み、2017年4月より現職。

第131回目
(2018年04月08日更新)

チェオン・ナターシャ、キム・ジンイル、清水 悠貴/学校法人ケイ・インターナショナルスクール東京

私たちは中学三年生の時にCAMPで二日間、職場体験をしました。
ワークショップに向けての準備やシミュレーションをする中、CAMPに興味を持ち始め、ファシリテーターとしてボランティア活動をするようになりました。

初めてファシリテーターとしてワークショップに参加した時、私たちは経験がほとんど無く、ファシリテーターとしてちゃんとできるかどうか不安でした。
でも、経験豊富なファシリテーターたちからサポートを受け、こどもと接する姿を見習ってだんだんと慣れていきました。

毎回こどもたちの想像力と楽しく課題に取り掛かる姿に惹かれ、それぞれのアイディアを主張しながらも取りまとめて作品ができ上がる過程を見て感動します。私たちも同じように学校でプロジェクトをすることがあるので、こどもたちを見て頑張ろうと思います。

このように思考力とチームワークを身につけられるCAMPは、特に変化していく社会で、リーダー、イノベーター、よりよい人になるためのスキルを発達させてくれる最適の機会を提供してくれていると信じています。

学校法人ケイ・インターナショナルスクール東京 高校三年生(2019年4月現在)。
中学3年生の時から、関東でCAMPのサポートとして活躍。

第124回目
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中山 美保/小・中学生兄弟の母親

一人遊びが好きで、放課後に友達と誘い合うことが少なかった長男。低学年の時に学校でもらってきたクリケットワークショップのチラシを見て、コンピューターなら楽しめるかな、と軽い気持ちで申し込んだのが始まりでした。ところがワークショップ当日に行ってみると、テーマに沿ってチームで作品をつくり、発表までするという趣旨。最後まで自己主張もせずに終わるのでは?と、親の方がハラハラドキドキ。そんな不安をよそにワークショップを終えてみると、スタッフさんから「話を聞くことも意見することもできていましたよ」と、そこには知らない長男の姿がありました。
以来、様々なワークショップに参加させていただき、今では「ナリグラム」がお気に入り。初回から、少しずつ進化していくプログラムに「今日は何ができるようになっているかな」と期待しながら楽しんでいました。

もちろん、ワークショップの内容も大切ですが、親として一貫して期待しているのは、その場で出会った友達とどうやりとりし、ものをつくり上げ、発表することができるか。
長男は毎回知らない個性と出会いながら、自分をどう表現するかを学んだようです。今はもう中学生になりなかなか時間が合わなくなってしまいましたが、最近は次男がお世話になっています。
何を見つけ、何を感じてくれるかな。これからもよろしくお願いいたします。

小・中学生兄弟の母親

第130回目
(2018年02月08日更新)

謝花 真紀/SCSKサービスウェア株式会社沖縄センター

CAMPワークショップのファシリテーター歴、十数年です。そして、親の立場でもあります。 ファシリテーターの経験を通して、自分の子育てにも役立つと思う事が多々あります。ワークショップでは、こどもたちは軌道に乗ってしまうと、大人たちが何もしなくても、目指す何かを見つけたのかどんどん自分たちで進んで行きます。 CAMPワークショップは、こどもたちが考え、相談し、作品をつくり上げていく行程で軌道に乗りやすい、夢中になれる要素がたくさんあるプログラムとなっていて、そして、それにスパイスを加えるのが、その時参加したファシリテーターの役割となります。 観察し、連携し、どのように声を掛けるのか、見守るのか・・・。子育ても同じで、やはり親が観察して、どのように仕掛けて、やる気を出させられるのかこどもの資質や環境もありますが、当然親の役割は大きいです。とはいえ、私が、常時子育ての事を考えているかと言えば、恥ずかしながら、胸を張ってそうとは言えません。ですがファシリテーターをすると、ふと、我に返り考えることがあります。 わが子を軌道に乗せるまで、どのように声を掛けて見守るか、これからもまた考えたいと思います。わが子はいったいどこに向かうのか?小さな目標を、次々と見つけて、たまに壁にぶつかりながら、楽しく進んでもらいたいと思っています。

SCSKサービスウェア株式会社沖縄センター総務。
東京都出身。1987年キリンビール株式会社に入社。グループ会社取りまとめ関連部署、専務秘書、社長秘書に従事。結婚、退職を経て、1999年沖縄へ。
2000年SCSKサービスウェア株式会社(旧CSKコミュニケーションズ)に入社。オペレーター、トレーナーを経験し、2006年総務に配属。現在に至る。

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boy ファシリテーターリレーコラム girl

CAMPで活動するファシリテーターが、ワークショップへの想いを語ります。

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2016年

第117回目
(2016年11月08日更新)

ながせ まりな

私にとってCAMPワークショップは、いつも「元気」と「気づき」をくれる活動になっています。

ファシリテーターはワークショップが始まる数時間前から集まって準備を始めますが、準備の段階から「どんな子たちが来るかな」「どんな作品ができるかな」と楽しみで仕方がありません。

ワークショップがいざスタートすると、始めこどもたちはみんな緊張していますが、徐々にその緊張も解けて、アイディア出しではどんな作品をつくろうかと元気な声が飛び交います。それが一転、制作に入るとみんなもくもくと作業に没頭。この集中力は本当にすごいなと毎回思います。

私はこどもの頃、図工や美術があまり好きではなかったので、こんなワークショップがあれば楽しかっただろうなーと感じています。ファシリテーター研修で制作も行いましたが、なかなかこどもたちのように自由な発想は出てこなかったです・・・。

そんなこどもたちがつくる作品はどれも想像力豊かで、それでいて完成度も高い!発表もそれぞれのこだわりをしっかり伝えていて、初めて会ったグループのともだちと笑顔で発表している姿を見ると、とても嬉しくなります。

私はファシリテーターとしてまだまだ未熟ですが、これからも様々なワークショップに参加して、自分もこどもたちと成長し続けられるようがんばっていきたいです!

第116回目
(2016年09月08日更新)

どうまえ あつよし

僕がCAMPワークショップに関わり続ける理由は、「こどもたちの成長する瞬間を見る事ができるから」です。

CAMPワークショップには次の2つの特徴があります。

1.「初めて会ったこども同士でグループになり協力して作品をつくる」
大人であれば空気を読んで、そつなく行うでしょう。でもこどもたちはひと味違います。会った瞬間に親しいともだちのように接しあうグループもあれば、なかなか打ち解けあえないグループもあります。でも両者とも、ワークショップ終盤には一つのチームになっています。特に後者のこどもたちがチームになった瞬間は、見ていてうれしくなります。

2.「学校では体験できないようなひと味変わったコンテンツ」
CAMPワークショップは、学校授業では体験できないようなちょっと変わった内容です。クリケットやデジカメなどのデジタル機器と、自然素材の工作を組み合わせたワークショップや、未知の生物を想像し工作で表現するワークショップなど、こどもたちの想像力や独創性を駆り立てる内容です。ここでもこどもたちが変わる瞬間があります。なかなか発想が出ずに悩んでいたけどひらめいた瞬間、つくりたいようにつくれなくて苦労していたけどつくれた瞬間、この瞬間のこどもたちの表情はとても満足そうで、我々も「やった!」と思っています。

これらいくつもの「瞬間」を経験しワークショップが終わる頃には、始まる前
と違う表情のこどもたちを見ることができます。この表情の違いがこどもたち
の成長であると感じており、そこに立ち会えたことが僕のよろこびです。

これからも、未来を担うこどもたちの成長につながる体験ができる場を提供していけるようCAMPを続けていきます。

第115回目
(2016年07月14日更新)

ふくじま しょうた

私が自分の仕事をする上で、とても重要ですが難しいと感じていることがあり
ます。それはさまざまな利害関係や感情が渦巻く中での「合意形成」です。

そんな中CAMPの存在を知り、軽い気持ちで参加してみました。するとそこ
には、こどもたちが活き活きと共同作業をし、さまざまな方法を駆使しながら
「合意形成」していく姿がありました。もちろん、楽しいことばかりではありません。時には泣いたり、怒ったり、塞ぎ込んだりもします。しかしそんなときは、経験豊富なファシリテーターが声をかけ、こどもたちを優しく共同作業へと呼び戻します。そして最後には、こどもたちは満面の笑顔で保護者さんの元へ帰っていくのです。

CAMPではその場の「成果」ではなく、こどもたちの「社会性」「創造性」を育むことを大切にしていると聞きました。私はここに合意形成にとって大切なものが純粋な形で現れていると感じました。

さまざまな人が集い、さまざまな感情や欲求をぶつけ合いながら共同作業をし、「社会性」「創造性」の高い合意形成をしていく。これは私たち社会人にこそ必要なスキルではないでしょうか。

今の、そしてこれからの社会人に必要な「合意形成」の形とはどのようなものだろうか。そんなことを考えながら、これからもこどもたちと向き合っていきたいと思います。

第114回目
(2016年05月09日更新)

うすい なおふみ

『まなざしそれぞれ』

中部オフィスのCAMPワークショップ会場は、エレベータを降りて廊下奥が入口になっています。エレベーターの扉が開くと、たぶん“あれ?どんなことがあの?期待より不安が・・・”と思っているかもしれない。会場の奥でこどもたちが来るのを待って、入口から姿が見えると「こんにちは」と声をかけるも、こどもたちの不安なまなざし、大丈夫?のまなざし・・・そして、緊張のまなざし(自分も(*_*))。

みんなが集まってスタート!自己紹介では、こちらからまなざしを送るも緊張でなかなか声が出ない子がいたり、様子を見ながらファシリテーターにすがる子がいたり。

が しかし、
できあがった作品の発表では、みんなみんな自信に楽しさに満ちたまなざし!

こどもたちからのキラキラのまなざしがたくさん送られすぎて、こちらが焦りのまなざしでも(それも『手づくり感あっていい』とのご意見いただきつつ)、保護者のみなさんはこどもたちの発表に「お~~」のびっくりのまなざし。帰りにもたくさんの満足げなまなざし送ってもらい、無事に終わることができました。

廊下の先のエレベーターの扉は違って見えたと思います。たぶん。

今回チーフファシリテーターは2回目で、進行するのがやっとの感じでしたが、みんなで安全に楽しく進められた感じがあって非常に充実した時間になりました。こどもたち、保護者の方々、ファシリテーター・・・さまざまなまなざしで溢れていたワークショップ。そんな視点で、開催のときのレポートを見て楽しさを感じていただけると大変うれしく思います。

http://www.camp-k.com/wsreport/932/

第113回目
(2016年03月09日更新)

まつだ よしひろ

デザインを仕事にしている私にとって、ある時クリエィティブな行為が根源的な学びへ繋がることを知ったのを機に日頃からこどもの発想や好奇心を通した「学び」に関心を持っていました。そんな私にCAMPのワークショップはとても興味深く、ファシリテーター研修を受講後すぐのワークショップから気がつくと既に3回連続でファシリテーターとして参加していました(笑)。

研修会で自らも体験して感じることは、こどもがスムーズに入りやすい場づくりや好奇心を掻き立てるプログラムが綿密につくり込まれていること、創作のために用意された豊富な素材などは大人でも嬉しくなってきます。そんな現場の雰囲気はいつもドキドキとワクワクが交錯し、こどもたちの豊かな想像力や関西特有の笑いの効いた発想で溢れています。ワークショップ終了後、笑顔で手を振っていく子や「もっとやりたかった」などの言葉を聞くと今回も参加して良かった、私自身もこの機会を楽しみにしているんだなと実感します。

こどもたちの「やってみたい」「つくりたい」という気持ちを大切に「好奇心を育てる」ことを心がけ、こどもたちとお互いに学びあえる楽しい場づくりに協力していければと考えています。

第112回目
(2016年01月12日更新)

まえだ あきのり

去年の11月28日(土)にSCSK(株)中部オフィスで開催された『CAMPかみかみハンズワークショップ』が私にとって2回目のCAMPファシリテーター参戦となりました。

今回のワークショップで一番印象に残っているのは最後の発表会です。発表のとき、こどもたちはしっかりと作品を説明していました。小学校低学年のこどもたちが自分の言葉で堂々と発表していることに感心し、また質疑応答での受け答えがしっかりできていることにも驚きました。

なぜこどもたちはまだ小さいのにこんなに堂々と発表できるのだろう?

そう思い振り返ってみると、自分なりの答えに行き着きました。

ワークショップの中でこどもたちは自分たちのこだわりを持ち、それにしたがって作品をつくりあげていました。色、形、機能など、こどもによってこだわりは様々ですが、こだわりをもっているからこそ、制作に妥協することなく、結果として発表のときにしっかりと相手に意見を伝え、説明して発表できるのだと思います。自分のこだわりとは何だろう?こどもたちにそう考えさせられるワークショップでした。

これからもファシリテーターとして、ひとりの社員として自分自身にこだわって精進していきたいと思います!

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