コラム

コラム

boy メッセージ to CAMP for CAMP from CAMP girl

CAMPの活動に協力してくださる方や、スタッフ・関係者からのメッセージを紹介します。

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第74回目
(2009年12月08日更新)

山本 博之/国立総合児童センター「こどもの城」プレイ事業部勤務

「新たな発見!ワークショップ」

 こどもの城ユースクラブは小学5年生から中学3年生まで、月に2回程度、三十数名の固定メンバーで活動している「あそび」のクラブです。野外活動、クッキング、街探検など、ジャンルを問わずいろいろな「あそび」を行い、人間関係を体験的に学ぶことを目的として活動しています。自分たちで活動を企画し実践するため、過去にはこどもの城に来館するこどもたちのために、自らワークショップを企画運営するというプログラムも展開しました。

 先日縁あってCLASSBOOKワークショップを行う機会がありました。
普段は私たちスタッフが中心となって活動を運営していますが、この日はCAMPからファシリテーターお二人を迎えての活動です。私たちスタッフ一同も、同じ参加者としてワークショップに参加しました。メンバーたちも「いつもとはちがう」とうれしそう!

 しかしながら「いつもとちがう」と感じたのはむしろ私たちの方でした。メンバーたちの普段見せない姿にびっくり!新たな一面を発見しました。ファシリテーターの方々のこどもとの距離感も、普段の自分たちとは違うスタンスで、よい勉強になりました。そしてなにより、メンバーたちが新しいプログラムの可能性を発見し、「今度は違う形でまたやりたい!」と言ってくれたのはたいへんな収穫。まさに発見の連続でした。

 さて次にまたCAMPのワークショップを実施したら、今度はどんな発見があるのだろう?そんなことを、つい考えてしまいます。

山本 博之(やまもと ひろゆき)
東京・渋谷にある国立総合児童センター「こどもの城」プレイ事業部に勤務。来館者向けのワークショップを企画運営するほか、夏と冬にはキャンプ活動も実施している。現在は小学5年~中学3年のこどもが定期的に活動する遊びのクラブ「ユースクラブ」を担当。メンバーたちとさまざまな活動を行っている。
http://www.kodomono-shiro.jp

第73回目
(2009年11月06日更新)

上田 俊彦/特定非営利活動法人 キッズデザイン協議会 事務局長

皆さんは「キッズデザイン」ってご存知ですか?

こどもたちを取り巻くモノやコトを、こどもの目線できちんと捉えてデザインしていくことを「キッズデザイン」と言っています。オトナ目線でつくったモノでこどもたちがケガをするという事故がよく起こりますよね。
私たちキッズデザイン協議会はこの考え方を、「キッズデザイン賞」という顕彰制度を通じて広く普及すると同時に、こども目線のものづくり、ことづくりを共通テーマとした調査研究活動も行なっています。

ちょっと前になりますが、私の息子もクリケットやデジカみしばいに参加させていただきました。
CAMPワークショップにどのような「効き目」があるか、私たちの調査研究活動の一環として、半ば実験(!)です。
ワークショップの要素が彼にどのような影響を与えるのか、参加中の観察と、終わったあとの聞き取り調査(?)も交え、あらためてCAMPのプログラムはよくできてるなぁといまさらながら感心しました。

最初の緊張(じこしょうかいのところがつらかったです。と感想を貼ってました・・・。)とそれを乗り越えた自信。初対面の相手との相互コミュニケーションの深化と、生まれた作品に対する感動&共有。そして適宜それとなく背中を押したり引いたりしてくれたファシリテーターの存在。このようなことを(ちょっと脚色していますが)目をキラキラさせながら「調査」に応じて語ってくれました。

親としても、参加中のこどもを観察することで、普段とは違った一面を発見することはもちろん、こどもに対する接し方など、さまざまな気付きを与えてくれます。
よく、ファシリテーターの方にお子さんを渡したあと出かけてしまい、発表の時間に合わせて戻ってくるお父さん・お母さんがいらっしゃいますが、もったいないですよね。

上田 俊彦 (うえだ としひこ)
特定非営利活動法人 キッズデザイン協議会 事務局長。
キッズデザイン協議会はキッズデザイン3つの理念のもと、次代を担うこどもたちの健やかな成長発達につながる社会環境の創出に寄与するために、さまざまな企業・団体が集い合うNPOです。
もちろんCAMPを主宰するCSKホールディングスさんも会員です。
http://www.kidsdesign.jp/

第72回目
(2009年10月14日更新)

坂口 広太郎/(株)クロスフィールドマネジメント 産学連携・広報担当

創作の街アキバ

JR秋葉原駅電気街口前にある秋葉原ダイビルでは、定期的に5階会議室の1室にてCAMPワークショップを開催しております。2005年3月の秋葉原ダイビルオープン当初より開催しておりましたCAMPワークショップも5年目を迎えることができ、ファシリテーターをはじめ関係者の皆様へ厚くお礼申し上げます。

開催するたび毎回なのですが、こどもたちには驚かされます。
2人1組にて1つの作品を創り上げていくとき、初対面でありながら仲良く、時には役割分担、時には共同作業を行い、とても集中します。そして、創造力の衰え激しい大人では出てこない発想力を毎回目の当たりにしております。

こどもたちにとっては楽しい作業を、ぎゃ~ぎゃ~言いながら、笑い騒いでいるだけなのかもしれません。
なので、自分たちの作品を発表する段階でモジモジしている姿を見かけると微笑ましく感じます。でもその姿があるからこそ、発表が終わった後のほっとした表情を浮かべると共に「創り上げたんだ」という満足感をこどもたちは得るのでしょう。

アキバは様々な顔を持つ街です。パソコン、アニメ等の顔を持ち、萌え文化なる言葉をも生み出したという一面のほか、オフィスビルも建ち並び、また、半導体・ラジオ部品等々から始まった家電製品の街(電気街)は健在で、パワーあふれる街になりました。
理系の故郷=アキバとも言えるこの地でこどもたちの創造力を育み、大いなる可能性を切り開き、将来への発見・発明につながっていけばと仕事柄思わずにはいられません。

坂口 広太郎(さかぐち こうたろう)
(株)クロスフィールドマネジメント 産学連携・広報担当
秋葉原クロスフィールド(秋葉原ダイビル及び秋葉原UDXの2棟の建物で構成される複合施設)にて、産学連携機能、集客機能、情報ネットワーク機能等の運営を行っております。秋葉原クロスフィールドは秋葉原にて様々な領域(フィールド)における人の交流・情報の交流・産業の交流が活発に行われる(クロスする)ことにより、秋葉原を世界的なIT拠点を形成していこうという構想の下、建設されました。
http://www.akiba-cross.jp/

第71回目
(2009年09月07日更新)

藤堂 貴夫/(株)CSKホールディングス社会貢献推進室

CAMP勤務になり、早いもので1年半が経ってしまいました。
ワークショップ開催日は驚きと感動の連続です。
特にこどもたちの純粋な心・素直な心に感動してます。

興味を持った時の目の輝き

なぜか、いつの間にか大人たちは忘れてしまっている。

誰もが持っている素晴らしい能力

「人は皆、伸びる力を持っている。きっかけがあれば、人は育ち、成長する」

「最近のこどもたちは・・・」という大人たちがこどもたちへのきっかけを無くしたり潰したりしている。しかも、大人たちは気づいていない。

CAMPでこどもたちと身近に接しているとこどもたちの成長を目の当たりにします。

よくよく考えてみると、成長しているのはこどもたちだけでなく、私も含め周りの大人たちも一緒に成長させていただいてますよね。ありがとうございます。

今の自分にできること些細なことでもいいから、よいと思うことは実行しましょう。それが世の中を良い方向に動かす「原動力」になるのだから。

そういった気持ちにさせてくれるのがCAMPです。

藤堂 貴夫(とうどう たかお)
1983年入社、入社以来 機器販売の営業一筋。
1989年から(株)CSIソリューションズ(当時はCSI(株))でIBM小型機・パソコン販売の営業担当。
2008年4月より(株)CSKホールディングス社会貢献推進室へ出向。

第70回目
(2009年08月06日更新)

鈴木 康夫/トヨタテクノミュージアム 産業技術記念館 館長代理 学芸グループ 教育普及チームリーダー 

開館15周年を機に、当館で毎週末ワークショップを開催するというのでモノづくり教室などのプログラムを検討しているとき、「京都でこどもを対象としたユニークなワークショップがあるから見にいかないか」と館長からお誘いが出たのが最初でした。

“ワークショップ”“ファシリテーター”といった深く考えずに使っていた言葉、あるいは今回初めて聞く言葉を大川センターでCAMPを見学したときいただいた参考図書をもとに考えました。こどもペアがコミュニケーションをとりながら自分たちで想像したものや思いを持ったものを作り上げていく、そしてそれを発表する、今日やったことを振り返るという当館では経験のない内容です。館長から新しいことに挑戦してみようとの後押しもあって開催準備をはじめました。

1月の見学から始まって契約書の取り交わし、パソコン素材の調達整備、ファシリテーター研修会と続き4月25日CAMPクリケットワークショップ開催にいたりました。最初ははにかんでいた子、不安そうな目をしていた子が始まってしばらくすると真剣にパソコンに向かったりうれしそうに素材を取りにいったり、発表会のときはわれ先にと手をあげるなど行ってよかったと指導いただいたCAMPスタッフの方々へ感謝をいたしております。

今後CAMP開催を重ね、ゆくゆくは当館オリジナルのワークショップが出来たらいいなと身の程を省みず思う次第です。

鈴木 康夫(すずき やすお)
トヨタテクノミュージアム
産業技術記念館 館長代理 学芸グループ 教育普及チームリーダー
2009年度より開館15周年を機に、次世代を担うこどもたちにモノづくりへの興味を喚起してもらい、豊かな創造性を育む一助として週末ワークショップを企画し運営しています。

第69回目
(2009年07月07日更新)

佐藤 廣幸/アイシン精機株式会社 解析・制御技術部 部長

CAMPと初めて出会ったのは、横浜で開催されたキッズエンジニア2008のイベントでの実施内容について、従来型の講義形式にしようかどうしようかと悩んでいた時でした。

その時、ワークショップ開催では先進的に実施されているCAMPをご紹介いただき藁をもつかむ気持ちでメールを送らせていただいたことが始まりでした。

そのメールへのレスポンスの早さ、多摩センターで開催されたCAMPの見学と、CAMPを知るにつれどんどんと引き込まれていきました。
そのCAMPを見た第1印象は子どもの目の輝きが違うということでした。

キッズエンジニア2008ではワークショップの雛形だけは何とかできたのではと思っています。ワークショップは毎回新たな発見と改善の繰り替えしですが、終わったあとの達成感は何事にも変えられません。

遅ればせながら、CAMPのファシリテータ研修も受けさせていただきました。
このファシリテータハンドブックのあとがきには心に響く言葉が散りばめられています。
・一緒に考える
・答えを教えない
・ニュートラル
・聞き上手
社内のコミュニケーションもこのようにありたいと思っています。

CAMPのすばらしい点はどんどん進化されている所だと思います。
CAMPACOとして標準化し貸し出すなど企業の社会的責任の一歩進んだ形をご提供され、すばらしい活動を進められているCAMPを手本としていきたいと思います。

佐藤 廣幸(さとう ひろゆき)
アイシン精機株式会社 解析・制御技術部 部長。 
アイシン精機のエンジニアの有志が集うアイシン技術会委員長を2008年実施し2009年は新規にわくわく実行委員会を立ち上げ委員長としてワークショップに熱意をもって参加しています。

第68回目
(2009年06月05日更新)

森 玲奈/東京大学大学院学際情報学府博士課程に在籍中

CAMPとの出会いは、2005年、修士1年の時でした。

それから、「CAMPの活動や、ワークショップのことをもっとゼミ生にも知ってもらいたい!!」という想いで、夏のゼミ合宿にて、大川センター見学を企画しました。

今では学内外に、ワークショップの研究をする仲間も増えつつあります。
これからもどんどん仲間が増えるといいなあと思っています。

昨年度からは、山内祐平(東京大学大学院情報学環准教授)と一緒に、「CAMPファシリテーター研修」や「あちこちCAMP」に同行させていただき、調査を行っています。CAMPファシリテーター研修を受ける中で受講者にどのような学びが起きているのか、それをわかりやすい形で皆様にご報告したいという想いで頑張っています。

また、昨年度は、CAMPのファシリテーター研修プログラムが東京大学情報学環教育部の授業として実施され、私も授業運営のお手伝いをさせていただきました。

CAMPのスタッフの皆様からは、いつも、いろいろなことを学ばせていただいております。とても感謝しています。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

森 玲奈(もり れいな)
東京大学大学院学際情報学府博士課程に在籍中。
「やわらかな学び」の場であるワークショップに可能性を感じ、ワークショップに関する実証研究を続ける。2008年には、日本教育工学会にて研究奨励賞を受賞。
ホームページ:http://www.harinezuminomori.net

第67回目
(2009年05月11日更新)

岩田 直美/小学3年生男子の母

<CAMPワークショップとの出合い>

息子は小2だった昨年度、'クリケットワークショップ'と'くうそう・しょくぶつ・図鑑ワークショップ'に参加しました。CAMPを知らなかった初回は、チラシの動くおもちゃの写真に惹かれたようでした。次の'図鑑'は、前回が楽しかったことと「くうそう」という言葉にわくわくしたことから行きたかったようです。

私は'図鑑'参加時に見学しました。会場に入ると受付で息子が、「少し見ない間に、随分大きくなったね」とファシリテーターから優しく声をかけられました。前回のことを覚えていて下さったようです。よく練られたプログラムを見て、こどもが熱中するのももっともだと感心しましたが、なにより、こどもたちへのこうした温かいまなざしがこの活動を支えているのだと感じました。

新学期、小3になった息子が考えた自己紹介には、「今年から始まる理科が楽しみです」とありました。これには、CAMPワークショップ効果もあるのではないかと思い、感謝しています。というのも、息子は時折、ワークショップ参加の際に撮った写真や図鑑を嬉しそうに見ているからです。これからも、ワークショップの活動に期待しています。

岩田 直美(いわた なおみ)
小学3年生男子の母

第66回目
(2009年04月06日更新)

北川 美宏/株式会社CSKホールディングス社会貢献推進室大川センター長

4月8日はCAMPと大川センターの誕生日。今年で満8歳です!

桃栗三年柿八年、CAMPも年月を経て多くの実りを実感する今日この頃です。
これもひとえに、いつも優しく激励し、ときに厳しく指導し、そして歩みをともにしていただいた皆さまのおかげと感謝しています。本当にありがとうございました!

この一年もCAMPはワークショップの開発・実践、そして普及に頑張りました。CAMPACOの第4弾もまもなくリリースできそうです。また立命館小学校様のロボティクス科ではこどもたちの共創力を育むワークショップ的授業の研究実践、東京大学情報学環山内研究室様とはファシリテーター養成の共同研究が進んでいます。キッズデザイン協議会では次世代育成に取り組む企業の先達・仲間を得、新たな活動の芽も出てきました。事務局を務めるワークショップ知財研究会では第3回のシンポジウムを開催し、さまざまな分野の方々と知財の尊重と活用について考察を進めることができました。

現今厳しい景気情勢ではありますが、先日もCAMPACOを新しく利用される方から「景気は悪いけど次世代育成は待ったなしだから頑張りますよ」と心強い言葉をいただきました。

CAMPはこれからも、こどもたちの笑顔があふれる楽しいワークショップを日本全国へ届けていきたいと思います。

皆さまには変わらずのご指導ご支援をよろしくお願いいたします。

<<<<参考URL>>>>
□立命館小学校ロボティクス科
http://www.ritsumei.ac.jp/primary/lesson5.html
□東京大学情報学環・福武ホール
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/
□キッズデザイン協議会
http://www.kidsdesign.jp/
□ワークショップ知財研究会
http://www.wschizai.jp/

北川 美宏(きたがわ よしひろ)
株式会社CSKホールディングス社会貢献推進室大川センター長。2001年4月から現職。CAMPスタート時に小学生だった一人娘がこの春高校生に。
光陰矢のごとし、でも…梨の馬鹿めは十八年まであと十年。

第65回目
(2009年03月05日更新)

下伊豆 雅子/立命館小学校 メディアセンター(図書館)勤務 司書教諭

「デジカみしばい」のワークショップをすることになり、一番最初にしたのがこども達に見せる「デジカみしばい」作品を、まず大人である自分達が創ること。もうここで、大人げなく、このワークショップの楽しさにまいってしまいました。

まず背景を見ながら、「舞台紹介シート」を考えます。
「駅前じゃないかな。ロンドン?」
「じゃあ、パディントン駅がいい!」「OK!」
こんな風にあっという間に、決まっていきます。
次は、キャラクターのプロフィール。
アメリカ人のジェフ先生が考えたイヌの名前は「スクラフィー」。
私にとっては、登場するたび名前を呼ぶのが難しい。
そして、いよいよお話を考えて撮影。
4枚の写真を見ながら、こども達の前で発表するため、お話を読む練習をする頃にはなんとも言えない、満足感に包まれていました。
まるで、今すぐにでも絵本作家になれそうな気分でした。

さて、いよいよ3年生のこども達を迎えての、「デジカみしばい」のワークショップです。こども達も、生き生きと目を輝かせて、グループで話し合っています。キャラクターの名前も、「ルーシー」「パーシー」に、かばの「デラックス」。時代を映した「オバマ」もあります。なんて自由な発想なんでしょう。
そして一番楽しいのが、デジカメ撮影でした。
背景と登場人物をどの角度から撮って、どんな風に見せるかを決めるのは真剣そのものです。そのプロセスの中でこども達は、より登場人物に近づいたり、次のお話の展開への糸口を見つけたりすることができたのだと思います。
そして、いよいよ発表会です。登場人物になりきって台詞を言う人、ナレーター、パソコンを操作して起承転結の場面を映し出す人。どの役割の子も、緊張しながらも、一生懸命に取り組む姿が見られました。

このワークショップを通して、こども達は創る喜びと伝える喜びを味わいました。そして最後には自分達が完成させた「デジカみしばい」に、大きな達成感を見出したのです。
これからも、様々なCAMPワークショップにこども達と一緒に取り組ませていただき、創る喜びと満足感を、自信に繋げていってほしいと期待しています。

下伊豆 雅子 (しもいず まさこ)
立命館小学校 メディアセンター(図書館)勤務 司書教諭
好きな映画:「クリクリのいた夏」「5月のミル」「ショコラ」「イル・ポスティーノ」
好きなアーティスト:ブルーノ・ムナーリ 駒形克己 サラ・ムーン etc・・・
そして、CAMPのワークショップが大好きです。

第64回目
(2009年02月05日更新)

小山田 裕彦/株式会社シンク・コミュニケーションズ 取締役

<リピータ君が”はじけた”日>

「こんにちはー。えびせんさん!!」(私のニックーネーム)

開場1時間前だといのに、元気な声でこどもが飛び込んできました。

「あたった!あたったんだ!」とCAMPクリケットのワークショップの抽選に見事当選した3年生です。何回参加しても楽しいのだとか。学校でもやってくれればいいのにという調子。最近は認知度も上がったのか、おかげさまで私たちの「五感の学校」への応募者も確実に増え続け、特にCAMPプログラムは学校でチラシを配布した直後からメールが届くほど人気です。

こんなに関心をもっていただくという背景には、少なくとも不透明で不安な社会状況の裏返しでもあるんだろうなと感じます。

ワークショップが開催される日は、そんな不穏な雰囲気を吹き飛ばすように、いつも静かなホールが一気に活気に満ちます。新しいお友達をつれてきたリピータ君が、あれやこれやと勝手にお世話係を始めます。私たちファシリテーターのお仕事がとられている・・・。そして作品づくりの素材が増えていないと言い寄ってくる始末(どきっ!!こどもはよく見ている)。そんなリピータ君は、いつも決断力不足。途中で計画変更しちゃうのです。あれもこれもしたいエネルギーの強さがそうさせているのでしょうか。見ていていつも手をかしてあげたくなる存在。ファシリテーターとしては我慢我慢と自分に言い聞かせつつ、ペアになったお友達との話し合いに誘導します。おしゃべりなリピータ君は、アイデア満載なのですが、まとまりがつきません。おっとりとした相手の女の子は、きょとんとしながらも、確実に手を動かしています。素材を持ってきては交換を繰り返すリピータ君の行動を端で見ながら、プログラムも組み上げています。

「はーい。あと10分だよ」と言う合図。まだアイデアのかたまらないリピータ君に、女の子は、はじめてニッコリして「できたよ!」と言い、指示を出します。焦りながらも二人の作品は完成します。女の子が考えていたのは、最後のオチ。卵らしきものから小さい玉が飛び出します。最後の瞬間に会場は「おおーっ!!」の歓声。

リピータ君のアイデアは結局女の子の手で成功。リピータ君がやっていたのでは、そこに至るある意味どうでもいいカモフラージュの造形。彼は自分のことをわかってそうしていたのでしょうか。彼女がそれを悟っていたのでしょうか。
見事なほどのギリギリの連携ペアに私はニンマリでした。

いつもはじききれないリピータ君は、この日、きっとはじめて心の中で「はじけた」気持ちになれたのではと思った瞬間でした。

3~4時間という長い間、こどもたちはとても集中して取り組みます。この時間に見せるこどもたちの表情はいつもいつも感動ものです。きっとご家庭内では見せたことのない表情を見せることもあるでしょう。何よりもその表情に、このワークショップをやっていてよかったなと助けられます。感謝です。

私は、バックファシリテーターとして全体を見回しながら、こどもたちの横顔の写真を撮ります。そして最後に行うリフレクションに一番力が入ります。私はリピータ君のようなドラマが大好きです。こどもたちの懸命な横顔とドラマの一端を保護者の方々に伝えられたらと思っています。

小山田裕彦(こやまだ ひろひこ)
株式会社シンク・コミュニケーションズ 取締役
趣味はカメラと自然観察。
「お父さんの楽校」、「絵本の丘のなかま」でも楽しい活動やっています。

第63回目
(2009年01月15日更新)

石井 ゆかり/(株)CSKシステムズ クレジット・ファイナンスグループ 第三開発部所属

こどもの小学校のPTA文化厚生委員になり『家庭教育学習』という企画を年間3回実施する事になりました。さて、どんな事をやればいいのか?そういえば自分の会社にCAMPがあるじゃない!と思いつき、提案、あっという間に決定。

初めてのワークショップということで不安もありましたが、ファシリテーター研修や、CAMPとの協力で、2008年9月には高学年向けに親子参加型の「クリケットワークショップ」を、12月にはこども参加の「くうそう・しょくぶつ・図鑑ワークショップ」を開催する事が出来ました。こどもたちも親たちも更に来賓の教育委員会の方にも参加していただき、みんな笑顔で楽しい時間を過ごすことが出来ました。

『人とアイディアをぶつけ合って、大きく膨らませて、それを形にして、みんなに発表し、それを受け入れてもらい、最後にその過程を振り返る』

よく考えれば、普段の仕事のステップと同じですが、大きな違いは「夢中になって楽しんでいる」ということ。大事な事なのに、すっかり忘れていました。最近、何かに夢中になったかな?という大人にも『CAMP』よく効きます!
お試しあれ!

石井 ゆかり(いしい ゆかり)
(株)CSKシステムズ クレジット・ファイナンスグループ 第三開発部所属
小学2年生と4才の母。
現在の悩み:CAMP参加後、こどもが工作に夢中になり、家の中が散らかり放題なこと。

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boy ファシリテーターリレーコラム girl

CAMPで活動するファシリテーターが、ワークショップへの想いを語ります。

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第74回目
(2009年12月08日更新)

やまだ さやか

「こどもの心を 一生のあいだ
自分の中に持ち続けるということは
知りたいという好奇心や
わかる喜び 伝えたいという気持ちを
持ち続けるということ」

これは学生の頃に出会った尊敬するデザイナー、ブルーノ・ムナーリのことば。
このことばにハッとさせられ、そうありたいと思った当時のわたし。
「つくることが好き」といくつかの職場を経て
そして今、こどものワークショップが仕事になった。

「これだけは譲れない」とか「誰にも負けない」ものがあるってステキなこと。
その気持ちを持ち続けるのは簡単ではないけれど、
ある時何かがきっかけで好きになったことや興味を持ったことがあったなら、やってみたり、いろんな人に出会って話したり考えたり、
途中で気分が変わって寄り道することがあっても、とことん突き進んでほしい。

ワークショップで出会うこどもたち。
みんなどんなことが好きなんだろう。
きっかけは案外すぐそばにあるのかもしれないし、1年後かもしれない。
芽が出る日が楽しみだなぁ。

第73回目
(2009年11月06日更新)

いしはら かなこ

ワークショップで、こども達はいろんな顔を見せてくれる。
最初は、緊張のせいかおすまし顔だけれど、
時間の経過とともに、かわいい笑顔を見せてくれる。
作品制作が始まると、
チーム同士盛り上がりを見せ、本当に楽しそう!
なんかいい雰囲気だなぁ。
その様子をそっと、見守っているのだけど、
いつのまにかココロが満たされていることに気がつく。
こんな心地よい気分になるのも、
みんながいい表情をしてるからに他ならない。
私は、その顔が見たいためにCAMPに参加しているのかもしれない。
だって、みんなの表情を見飽きることはなく、むしろ、ずっと見ていたいから。

リフレクションという振り返りの時間が、ワークショップの締めにある。
1人のファシリテーターがその日の様子を撮りためていてくれる。
みんなの写真がスクリーンに映し出される中、
私は、ひとり、しんみりモード。
わずか4時間かもしれない。だけど、楽しい時間を共有することでおのずと情はわいてしまうのだ。

こうして少しずつ、ファシリテーターの奥深さを知り、
CAMPに出会えたことに深く感謝しながら、
次に参加できる機会をいつも心待ちにしている。

第72回目
(2009年10月14日更新)

しんたに みわ

CAMPにやってきてもうすぐ2年・・・
いつの間に??と思うくらい、あっという間の2年でした。
その間、ワークショップでたくさんの子に会いました。

ワークショップには初めて来る子もいれば、何回か来ている子、
そして「今日で○回目!」と私よりCAMP歴が長い子も。

いろんな子がいるけれど、すごいなぁといつも思うのは
ワークショップが始まる時と終わる時とで、
みんなの表情が全然違うこと。
もじもじ恥ずかしいそうにしていても、
最後はペアの子とすっかり意気投合して笑顔を見せてくれたり。
あまり興味がないのかな?と思っていても、
発表会で「はい!はい!」といってたくさん質問してくれたり。
こどもたちは4時間という短い時間の中でいろんなことを経験して、
吸収して、そして表現していることを目の当たりにします。

きっとこどもたちは意識はしていないんだろうけど
一瞬一瞬を受け止めて自分のからだに、こころに
浸透させているんだろうな。

これからも、こどもたちと一緒に
そんな貴重な時間を共有したいなと思います。

第71回目
(2009年09月07日更新)

おおだいら かずゆき

CAMPには「夢」が詰まっています。
ワークショップそのものに、流れる時間に、作り上げる作品に、
ファシリテーターや、こどもたちのなかに。

その中で思い出したことがあります。
自分が小さいころ、「おとな」になりたくないと思っていたことを。

ピーターパンみたいにいつまでも「こども」でいたかった。
おとなになったら、きっと夢がなくなっちゃうって思っていました。

実際にはそんなことは無くて、今でも夢だけはいっぱいあります。
こどものときと変わらない他愛のないものばかりですが、
夢を持つことはとても大切なことだと思っています。
それは自分ひとりでそうなれたわけではなく、
周りにいる人たちが夢を持っていたからだと思います。

だから、夢を育てるのは夢だと思うのです。
「だれか」の一つのちっちゃな夢も、いろいろな夢に触れることで、
「その人」のたくさんのおっきな夢になる。

CAMPはこどもおとな関係なく、それぞれの夢を膨らませられる場だと思います。
みんなの姿を、特に純粋なこどもたちをみるたびに、自分の夢が増えていきます。
そしてそんな自分の姿が、またみんなの夢に繋がっていけばいいな。
おとなになっても夢は持ち続けられることも伝えられたらいいな。

ユメをみるってステキなことだと思いませんか

第70回目
(2009年08月06日更新)

いしばし えいこ

「つくりたい」って、一体どこからやってくるの?
つくってもつくってもつくっても・・・・・まだまだ足りないし、
どんどんどんどんどんどん・・・・・・・・生まれるこの感じ。
さて何なのだろう?
もちろん考えても答えなどないのだけれど、「あっ!この感じ」
という瞬間に最近よく出会う。

暇さえあれば、とりあえず何かを食べてしまう私。
あれもこれも机に並べて、甘い・しょっぱい・サクサク・しっとり?
様々な感触を味わう。一通り食して、やっとゴールに辿り着いたのだけれど、まだまだ食べれそう!こんな日がよくある。
もちろん、「今日は一個だけにしておこう」。そんな日もある。

食べると人は大きくなる。
食べることは生きること。
あたりまえに誰もが知っている。

でもよく考えてみたら。実は‘ものづくり’ってそっくりだと思わない?
たくさんの材料から、とびきりの何かをひとつ選んでみたり、
あれもこれもっ!!ってちょっと欲張りになってみたり。
自分にとって必要な‘何か’を探し続ける大切な時間。

ものづくり=自分づくり。

何かをつくることは、きっと生きることにとっても近いんだわ!
だって、自分がどんどん大きくなるんだもん。
と、感じる今日この頃です。

こどもたちが大きく大きくなるために、欠かせないことがCAMPにはたくさんある。
ご縁があって、CAMPに出会えてとってもうれしいです。

第69回目
(2009年07月07日更新)

やまざき さほこ

“こども苦手なんです。”
そんな声を聞くことがときどきあります。
私もCAMPの活動に携わった当初、“かわいいけどどう接したらよいのかしら・・・。先生でもないし、保護者でもない、決してお姉さんという年でもないし・・・。それに、ワークショップの度に怪我しちゃったらどうしよう。”
そんな不安と緊張の連続でした。

でも、だんだん慣れてくると、きちんと事前に注意し、気をつけるポイントを押さえていれば怪我もしないということもわかり、こども同士のやり取りを見ていて“偉いなあ!”と、こちらが感心させられることもたくさんありました。そんな経験を通して、“こども”と特別に思うことが間違っていて、一人の人として、普通に接すればいいんだと肩の力がいつの間にか抜けていました。ファシリテーター研修の中で、一人の人としてきちんと向いあいましょうと伝えていたのですが、“こどもだから・・・”と軽視するのとはまた違って、力が入り過ぎていた自分がいました。

もしかしたら、こどもだけでなく、苦手と感じる物全てに対して、“飾りを取って、純粋に見ること(見方を変えること)が何かを越える鍵になるのでは?”と思う、今日この頃です。

第68回目
(2009年06月05日更新)

まつむら たかあき

ハッとさせられた言葉がある。
都内の小学校でCAMPを開催した際、
PTA代表のファシリテーターとして参加していた、あるお母さんの言葉。

「そちらはプロですから私たちよりも何かと詳しいかと・・・」

そうか、僕たちは「プロ」だったのだ。
一(いち)ボランティアという意識であったとしても、
こどもを持つ母親から見たときでさえ僕は「プロ」だったのだ。
でも、「プロ」って・・・?

問いの答えになるか分からないけど、
CAMPに参加するときいつも心に決めていることがある。
「できるだけこどもに楽しんでもらおう」

楽しい雰囲気の中で作業をすれば、いつもよりすごいパワーが出るに違いない。
普段は思いつかないようなアイディアも閃くかもしれない。
集中力だって、そう簡単に途切れない。
終了時間がきた時、きっと本人が満足できる作品が出来上がっていることだろう。

そして楽しかった思い出は、ずっと記憶に残る。
不慣れな環境で作業をした不安な感覚、
徐々に生まれたペアパートナーへの信頼、
完成した作品への愛着、などなど。

どれか一つでも身体の片隅に記憶として残って、
その後の人生の中で、プラスの意味を持ってくれていたら嬉しい。

ファシリテーターとしての腕なんて、はっきり言って自分じゃわからない。
ただ、なんとかしてこども一人一人の能力が発揮できるように
「楽しい」空間を作り出そうとしている。
その「楽しさ」がこどもたちに与える刺激に期待しながら。

第67回目
(2009年05月11日更新)

ないき あさこ

「きみ、何年生?」
「オレ2年生だから、それやったるわ」
「だって、あたしまだ1年生だから、そんなにたくさん書けないもん」
先日のワークショップで聞いた会話。
どうやら、低学年にとって「1学年違うこと」は、とーっても重要なことのようです。

ある女の子が定規を片手に持ちながら、ペアの男の子にこんなことを言いました。「きみはまだ1年生だから、目盛り読めないでしょ?あたしは2年生だから読めるの!」

そ、そんなこと言ったら凹んじゃうんじゃ!?
と思って、恐る恐る男の子を見てみると・・・
「すっげー!」と目をキラキラさせて一言。
あれ?そんなもん?と思わず拍子抜けしてしまいました。
でもこれが、異年齢の子と共同でものづくりをする醍醐味なんだと思いました。

1人ではできなかったことが、一緒にやるとできるようになる。
1人でもできるけど、一緒にやると一緒に喜んでくれる。
誰かと一緒にやるって素敵なことだと改めて感じました。

CAMPのワークショップも、いろいろな年代の方と一緒に行います。
学生さんもいれば、子育てを終えてからの参加の方もいて、
年齢もバックグラウンドもみんなバラバラ。
1つの出来事に対しても、「そっかぁ、そういう見方もできるんだ」と、
自分の中にはなかった視点に気づくことがたくさんあります。

「自分にしかないもの」と「自分にはないもの」。どっちもしっかり受け止めながら、もっと、こどもたちが楽しめるように、CAMPのワークショップをつくっていく。

「一緒に」つくっていくCAMPスタッフのみんなに改めて感謝です。

第66回目
(2009年04月06日更新)

いけだ なみこ

こどもたちは
嫌なことも良いことも
全力でぶつかって来てくれます。
その姿を見て
感動したり、悩んだり、たくさん学んで
CAMPに来てから大忙しです。

人と接していて
何を思っているのか分からなかったり、
「それ、本当に思っているのかな?」
なんて、大人になったら相手の気持ちを
探ってしまう事があります。
疑ってしまう自分が嫌になったり。
真意が見えないと不安になったり。

こどもたちに教えてもらったのは
信じる気持ちと思いやり。

ごまかしたりなんかしません。
ごめん。も
ありがとう。も
いっつも本気です。

まわりの人のことを信じて、思って
これからもワークショップを続けていきます。

いけだ なみこ (CAMPでは 「いけちゃん」)

第65回目
(2009年03月05日更新)

かりや ゆうき

教育は学校と家庭だけでの責任ではないと卒業論文で主張したのはつい2年前。

こども達が学校でも家庭でも経験できないことがCAMPにある。
そう信じてCAMPの門をたたいた自分は今、ファシリテーターとしてCAMPに頻繁に参加している。

そんな自分がファシリテーターとして大切にしていること。
なんとなく「できない」ように見えることでも切り口を変えることで「できる」ことになる。その切り口。

その切り口でこどもを笑顔にしたい。
その切り口でこどもを夢中にしたい。

心の中に日々生まれる大小様々な淡い夢。
ビビッドな現実に直面すると淡い夢は叶わない夢に見えるかもしれない。
でも切り口を変えることで淡い夢もビビッドな現実に立ち向かえるかもしれない。

大げさかもしれないけど、案外そうでもない気がする。
それはこどもにとっても大人にとっても誰にとっても大切なこと。
自分自身にとっても大切なこと。
CAMPにとっても大切なこと。

ファシリテーターでの経験を通してそんなことを考えるようになった。

CAMPに参加したこどもが10年後、CAMPのことをふと思い出す。
そんなCAMPを作り上げることに少しでも貢献できればなぁと思う。

かりや ゆうき (CAMPでは「かり~」)

第64回目
(2009年02月05日更新)

みずたに まさる

CAMPを体験して、私が感じたことを共有していただければ幸いです。

私が感じたことは、ファシリテーターの役割、姿勢、CAMPのコンセプトの3つが、業務に役立つ点です。

ファシリテーターの3つの役割は、理にかなっていて、何も知らないこどもたちがCAMPに参加し、導かれ必ず感動して帰って行くことです。業務でも体制や役割が存在しますが、CAMPと同じような活動が出来ていません。CAMPの様に推進できたらと感じます。

次は、ファシリテーターの5つ姿勢です。この姿勢で、信頼関係が短時間で構築され、CAMPの活動が可能になる点です。この5つ姿勢も業務に適用できます。

最後は、CAMPの5つのコンセプトです。このコンセプトでこども達が個々成長し、活気にあふれます。その結果周りも心地よく感じます。業務でも、この活気があれば、お客様も心地よく感じ、100%満足していただけるに違いありません。

CAMPでは、様々な問題が発生し、その問題を速やかに感知、対応し、成功(感動)に導きます。これも、業務と同じで、CAMPの活動がとても役立っています。

みずたに まさる (CAMPでは「だい」)

第63回目
(2009年01月15日更新)

きよかわ としかず

「今日のCAMPは面白かった!手伝いのお兄さんが、手伝ってくれてん!」ワークショップの帰りの車中、こども達が興奮冷めやらん表情で、息つく暇もなくその日の楽しかった様子を話してくれます。

私がファシリテーターに参加した動機は、この事に尽きます。我が子に、海や山でもない、遊園地でもない、今まで知らなかった世界を体験させて頂いたお礼と「もっと多くのこども達にも、このすばらしい体験してもらう」為のお手伝いをしよう。

ところが、その思いとは裏腹に、ファシリテーターは難しい!!

ついつい、こども達の作品に手を出してしまいそうな事もあるが、ファシリテーターで参加された学校の先生に教わった言葉『三分間待って!』を思い出し我慢すると、不思議かな(まさに驚き!)、あれほど行き詰まった状況が、スッと解けて、見る間に作品が出来上る。

こども達の限りない創造性、柔軟な思考に驚かされる事しきりである。

「きよぶ~、これどうして付けるの?」「これどう思う?きよぶ~」

これからも、こども達から頼りにされるファシリテーターになり、もっともっと、こども達の純真な心から出てくる「驚き」に触れたいと願っております。

きよかわ としかず  (CAMPでは「きよぶ~」)

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